クリーニング依頼で入ってきたピアノを開けてみると
なんとそこにはネズミの巣が有りました。
以前もこのようなピアノをご紹介したことがありますが、
今回も見事な巣がありました。
鍵盤を外してみると棚板の上にこんな感じでありました。
アップにしてみると。
鍵盤をかじった木くずやプライドルテープなどのピアノ内部の
パーツを持ってきたり、外部から新聞紙や紙切れをせっせと
運んだので作ったのでしょう。
さすがにネズミ自体はもう住んで無かったのですが
ピアノに与えたダメージはなかなかのものでした。
ブライドルテープがほぼ9割がたかじられ切れてしまって
います。この写真で分かりますでしょうか?
このブライドルテープが無いとハンマーのかえりが
極端に悪くなってしまうため連打などが全然出来なくなって
しまいます。
マフラーフェルトもやられています。このかじられた部分は
弱音出来ずに音が出てしまいます。
しかしながら、不幸中の幸いにハンマーとダンパーフェルトは
かじられずに無傷でした。ここがやられていたら修理代が
かなりかかってしまうところでした。
やはりこうなってしまう前に、毎年のメンテナンスを
お願いしたいですね。毎年調律をさせていただいている
お宅でこのようなことになることはまずないので
定期的なメンテナンスの必要性を改めて感じました。
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