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NighTONE(ナイトーン)

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象牙鍵盤の漂白

先日のプログに載せたG5Aの鍵盤は本物の象牙鍵盤でしたので、

中音部分が若干黄ばんでいました。

そのままでもそれ程見苦しいという程では無かったのですが、

やはり漂白して綺麗にすることにしました。

ファイル 1055-1.jpg

象牙を漂白するには鍵盤に過酸化水素水を塗り、天気の良い日に

紫外線に当てると徐々に綺麗になっていきます。

直接塗ってもいいのですが、半紙や障子紙などの上から塗ると

一気に乾燥するのを防ぎながら、じっくりと漂白が出来るので

そうしています。

ファイル 1055-2.jpg

写真で見てもそれ程、黄ばんでいるようには見えませんよね。

紙の上から過酸化水素水を刷毛で塗っていきます。

ファイル 1055-3.jpg

紙の上から塗ると紙と液との反応でか茶色く見えますね。

過酸化水素水は服などに着くと、ボロボロになってしまうので

取り扱いには注意です。

塗っては乾かし、塗っては乾かしを数回繰り返すと、真っ白な

象牙鍵盤に戻ります。

ファイル 1055-4.jpg

漂白後、バフ掛けをして筬に戻しました。真っ白ピカピカですね~。

象牙鍵盤はこの先も黄ばんだら幾度かは再漂白出来ますが、

何度も繰り返し漂白すると、組織がモロくなるので、そう何度も

できるわけではありません。

でも、見苦しくなるほど黄ばむのには相当ピアノを弾かないと

ならないので、この先10年や20年は再漂白の必要は無いでしょうね。

象牙鍵盤を綺麗にしたいという希望をお持ちの方は一度

ご相談ください。

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