消音キットシリーズの最終回となります。
消音キットの部品が全てつくと、あと残されたタッチ調整の
レットオフという作業をします。これは消音状態にした時にも
きちんとジャックという部品がきちんと作用するように
調整します。この作業をやらないと、消音状態にした時に
鍵盤が下まで下がりきらなかったり、音が鳴らなかったりします。
レットオフが終わると作業自体はほぼ終わりです。
こうしてみると、見た目は普通のピアノとなんら変わらない
ように見えます。
何も変わりは無いように見えます。
こちらも・・・。しかし、鍵盤の下にはセンサーが入り、
ダンパーストップの代わりに消音バーが取り付けられています。
鍵盤の下には消音の音源ボックスと消音切り替えレバーが
並んで付きます。
この機種はスピーカーが付くタイプです。右端に下前板に
ぶら下がる格好で付いています。
全ての作業が終わり、ピアノとしての全体図です。
今回はペトロフというヨーロッパのピアノに取り付けました。
日本のピアノとは違うので、取付には少々加工を加えます。
それ程大きな加工ではないですが、これをしないと部品が
正常には付きませんので、色々考えながら作業をしていきます。
何台も付ければ慣れてきますので、日本のピアノと同じように
取り付けていけます。以上で消音キットの取り付けレポートは
終わりとなります。