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NighTONE(ナイトーン)

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鍵盤のがたつき修理

今日は鍵盤のがたつきやぐらつきの修理に関するお話をひとつ。

鍵盤には中央部と手前側に穴が開いていて、その穴の両端に

羊毛で織られたクロスが貼られています。これをブッシングクロスと

いいます。このクロスにより適度なタイト感を出すことが出来、

適度な遊びも作り出すことが出来ます。

ファイル 125-1.jpg

これにより、鍵盤がぐらつかずにスムーズかつ適切に運動する

事が出来ます。しかし、このブッシングクロスが虫食いなどに

やられてしまうと、鍵盤の遊びが大きくなりすぎてぐらつきや

がたつきが出来てきてしまいます。

そうするとブッシングクロスを貼りかえるしかなくなってきます。

お客様からお預かりしたこの鍵盤もその様な状態になって

いますので貼りかえたいと思います。

ファイル 125-2.jpg

まずは手前のいわゆるフロントブッシングクロスから剥がして

いきましょう。しっかり接着されているので蒸気をあてて

剥がしていきます。

ファイル 125-3.jpg

剥がすとこんな感じです。

ファイル 125-4.jpg

剥がしたブッシングクロスです。きれいな状態だと一面赤色の

美しい表面をしていますが、これを見ると表面は食われてしまい

白い横糸などが見えてしまっています。

この作業を88本の鍵盤全て行います。

続きの作業はまた報告します。

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