先日お伺いしたお宅で調律をしていると、高音部分が
どうも鳴りが悪いので調べてみるとハンマーが
パンクしていました。
ハンマーのバンクとはマンマーウッドからフェルトが
剥がれてしまうことを言います。接着剥がれですね。
全部で16本もあったので、持ち帰って修理することにしました。
本来的にはハンマーヘッドを新品に交換すればいいのですが、
コストもかかりますのでお客様と相談して修理することに
なりました。
しっかりと再接着すれば元に近いところまで音が出るように
なります。(100%ではありませんが・・・)
慎重に作業して、綺麗に再接着できました。
高音部はほとんどがパンクしていましたが、しっかり修理が
できました。こちらのピアノはクラウスというブランドです。
クラウスは大分前に無くなってしまったブランドですが、
結構いい音がしていましたよ。
この様にピアノは本体がしっかりしていれば少々の
故障や不具合はパーツ修理で良くなりますので、
長く使っていただきたいですね。
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