先日調律にお伺いしたお宅のグランドピアノがひどく虫食いに
やられてしまっていました。
鍵盤の下にあるバックレールクロスという羊毛で織られた鍵盤の
クッションの為のクロスが虫にかなり喰われてしまっていて
カタカタと音も鳴ってしまっていました。
ピアノの内部には多くの羊毛が使われているので、適切な
管理・処置をしないと虫に喰われてしまうことがよくあります。
色々な虫がいますが、よく言われているのが「衣蛾(イガ)」と
いう蛾の幼虫ですね。上の写真は蛾の幼虫が住んでいた巣の空で
しょうかね。ピアノの内部ではよく見ます。
こちらは完全に喰われ尽くされています。
このバックレールクロスを張り替えること自体は難しい作業
ではないのですが、このクロスを替えることによって鍵盤の
高さから深さまで変わってしまうのです。
この高さと深さはアクションの運動量に大きく関わってきます。
その為、厳密に言えば整調作業を全てやり直さなければ綺麗な
タッチにならないので厄介なのです。
その作業に丸一日は掛かりますので費用も馬鹿になりません。
こうならない為にも定期的なメンテナンスとケアが大事だと
つくづく思った次第です。
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ピアノは音が鳴るから正常だと思ってほったらかしにしている
そこのあなた!
もしかすると虫食いにやられているかもよ・・・。
「きゃ~~!!」
(笑)
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