2022年最初の記事、正月なので明るくめでたい記事が良いと思うので、昨年の楽しかった思い出から始めようと思う。
WATCH MEDIA ONLINEを作った時から、ネット上の記事(watch media online)とそして時計好きな皆さんとの実際の交流(watch media offline)とを大きな二つの柱としてやっていくことを想定していたので、"大人数で集まることを自粛せよ"と言われたこの2年間は、活動の片翼がもがれてしまっていたようなものだった。
そんな状況下にあってこの納品会は、2021年中盤までに数えるほど僅かに存在した無警報・無非常事態宣言の日に行なわれたのだが、記事にすると"自粛警察"から、あらぬ嫌疑をかけられそうなムードもあって掲載を自己規制していたものである(笑)。
2022年になっても状況は依然として終息には程遠い雰囲気もあるけれど、こういう集まりがなんの心配もなく開ける日が戻って来ることを願いつつ、パテック フィリップのPORアイテムである大物、「5531R-012」と「5078G-010」のダブル納品式のメモリーである。
まずは「5078G」(画像左)。
ミニッツ・リピータの定番「5078」の現時点での最進化形態で、2019年に発表されたモデルである。艶やかなグロスに輝く黒エナメルの素地に、レーザー加工で微細な擦れを描くことでその部分が艶消し(マット)の状態で浮かび上がり、エナメル・ダイヤル上にアラベスク幾何学模様が施されるという工芸技術革新の成果を体現するモデル。
上の画像で光を工夫して、紋様をわかりやすく撮影していいるが、袖口から覗く見た目のフェイスはほぼブラック・ダイヤルというシックな作品である。
時計が誇る職人 URL 2022年01月05日(水)20時32分 編集・削除
メゾンが誇る数々のタイムピースを生み出す、卓越した技術と熱い想い