納品調律にお伺いしました。
ショールームにはご両親と女子大生の娘さんの3人でお越し下さいました。
お嬢さんは幼児教育科に通っているそうで、ピアノの練習をする為にピアノが必要だということでした。初めはデジタルピアノを希望されていたのですが、やはり大学での試験は本物のピアノを使用するため、その違いにどうしようかと悩んでいらしたようです。
デジタルピアノと本物のピアノの違いに付いての説明をさせたいたくと共に、極力値段を抑えても本物のピアノを選ぶことが出来る選択肢をご提案させていただきました。
それは、ブランドにこだわらないことと、ペダルや鍵盤数にもこだわらないことです。
そんな条件にあてはまるピアノが倉庫に1台だけあったので、ご紹介させていただきました。それがこちらのエテルナピアノでした。ペダルは2本で鍵盤も85鍵盤です。
実際、最高音の3音は幼児教育科の課題曲では、ほぼ使わないのでそこを割り切ってもらうと、ちょっとしたデジタルピアノよりも値段は抑えられます。
なので、お嬢さんに弾いてもらうと、「音やタッチは断然本物のピアノがいい」ということでした。ただ、夜でも練習したいということでしたので、手動式の弱音装置を紹介させていただくと、「それなら、このピアノが欲しい」と仰っていただき、ご両親もご納得で購入くださいました。(ドイツ製、ヤーンの弱音装置です)
しかも、偉いことに半分はお嬢さんがバイト代から払うというではありませんか。そんな話を聞いたら最大限のサービスをしちゃいましたよ!
納品調律にお伺いすると、お嬢さんはお留守でしたが、奥様とお姉さんがいらして、一緒に調律を見ていただきました。
お姉さんは東京の大学に通っているのですが、たまたま帰省していたそです。しかもお姉さんは「羊と鋼の森」の小説を読んでいてピアノ調律師の仕事にとても興味を抱いていらしたというのです。ピアノ内部に興味津々で色々な質問を受けたり、「調律見れて超ラッキー」とか「すごいすごい、感動した」等とこちらがこそばゆくなるようなお言葉を頂きちょっとビックリしましたよ。
お嬢さんもピアノが来たことがとても嬉しかったらしく、お祖母さんを招いてミニコンサートを開いたそうです。これなら毎日弾いてくれそうです!
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