ヤマハのYUAというモデルのピアノにクリーニング作業+ナイトーンプロフェッショナルモデルの製作のご依頼をいただきました。
実家に置きっぱなしになっていたピアノを弊社工房に移動して、内部の状態を確認しました。すると、ヤマハのYUAというモデルによくある、板バネの雑音がかなり鳴っていました。
ヤマハのYUAやW202など極一部のピアノにこの板バネが使用されていました。
当時は画期的な新技術とされましたが、年月が経ると雑音がするようになってしまいます。これまでに何台もこの板バネから通常のバットスプリング・コード仕様に変更・加工する作業を行っていました。
中々手間のかかる作業なのですが、特に高音部でパチパチと弾くたびに鳴るので、とても気になります。
お客様にご説明をさせていただくと、「この機会だから直して下さい」と仰っていただけたので、板バネからバットスプリング・コード仕様に加工することにしました。
見えるかな~
これにより雑音が鳴ることは無くなりました。
クリーニングと同時に鍵盤蓋や全面に大きなキズがありましたので、キズを埋めて目立たないように綺麗にしました。
クリーニング作業が完了すると、ピアノの整備にかかります。タッチを綺麗にする整調作業をしてから、いよいよナイトーンプロフェッショナルの製作に移ります。
YUAの場合、製作に支障になるようなアクション構造では無かったのでスムーズに作業は進みました。
丸一日かけてナイトーンプロフェッショナルモデルの製作をしてから仕上げに、調律を3回通りしました。
前回の調律から少し期間が空いていたので、念入りに調律しましたよ。
その後、現在のご住所に無事ピアノを納品させていただくと、お客様から「ピアノってこんに音が大きかったかしら?」「ナイトーンを取り付けて正解でした。」と仰って下さいました。
これからは、このピアノで奥様やお子さんたちと、楽しい時間が過ごせるといいですね。
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