先日、毎年調律にお伺いしているお客様のお宅でペダルを踏むたびに雑音がして気になるという事でした。
ダンパーペダルを踏んでみると、確かにきしみ音がします。下前板を開けてダンパーペダルを確認すると、どうやら天秤棒とスプリングが擦れて雑音が発生しているようです。早速、天秤棒を土台から外してみました。
ほどんどの場合、このスプリングと天秤棒か底板との接点で雑音が鳴ります。
なので、スプリングと木部とが直に接しない様にフェルトを挟む事にしました。
底板にフェルトを敷いて、その上にスプリングを置きます。
スプリングの上にもフェルトを置いて、天秤棒とのクッションにします。こうすることで、木部とスプリングが直接触れずに済みます。
これで雑音は無くなったのですが、このピアノ自体ある程度の年代のピアノでしたので、一応ペダルも外して吊り下げ棒とペダルとの接点になるクッションフェルト2箇所も交換しておきました。
写真には写っていませんが、吊り下げ棒とペダル裏の接点のフェルトも替えました。
この時期、乾燥で木が締まり雑音や鍵盤の動きが悪くなるお宅も多く出てきています。夏場の湿気だけではなく、冬場の過乾燥にも気を付けないとピアノに不具合が生じます。
少しでもピアノで気になることがあったら、調律師さんにご相談下さい。
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