ネズミと虫食い被害にご用心

先日、いつも調律にお伺いさせていただいているピアノの先生ご紹介で、生徒さん宅のピアノの調律をご依頼いただきました。

お伺いさせていただき、お話を聞くと「30年位ほったらかしで、何もメンテナンスしていない」とのことでした。ピアノを拝見すると、ひと目でネズミの被害があると分かる状態でした。

鍵盤を外して棚板を見てみると、やはりネズミの巣がありました。お客様も「これはひどいね」と困り顔でした。

どこまで修理・調整をするかをご相談すると「やれることは全てやってください」とのことでしたので、この日は先ず調律を3回通りやり、半音下がっていたピッチを何とか戻すことに費やしました。

アクションなどの修理はお預かりして、工房で修理することにしました。

バットスプリングコードの張り替えとハンマーファイリングとジャックフェルトの張り替えとマフラーフェルトの張り替えをしました。

ジャックフェルトはほとんど虫に食われてしまっていました。このフェルトが無いと、ピアノを弾くたびにパチパチ雑音が鳴ってしまいます。

全て綺麗に剥がして、新品のフェルトに張り替えます。

工房での作業が終わると、後日お客様のお宅にお伺いして、整調作業もしっかりとやりましたよ。

フロントパンチングクロスとバランスパンチングクロスも虫食いでやられていたので、新品に交換して、鍵盤ならし(鍵盤の高さ調整)からアガキ(鍵盤の深さ調整)、バックストップなど一通りの整調をしてから、もう一度調律のチェックをして作業終了です。

お客様も大変喜んで下さって、「このピアノは処分して、新しいピアノに買い替えようかと思っていた」「それなのにこんなに綺麗な音になって嬉しい」「先生に相談してよかった」

また、 「もっと費用がかかると覚悟してたけど、こんなに安くすむとは思ってなかった」 と仰っていただけました。

まだまだ現役のピアノですので、お孫さんが楽しくレッスンしてくれるといいですね。

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