グランドピアノの屋根にご用心

お客様から「グランドピアノの屋根がバタンと落ちて、突き上げ棒(つっかい棒)が割れてしまった」と焦った感じでお電話を頂きました。

去年グランドピアノをご納品させて頂いた際には、正しいグランドピアノの屋根の開閉方法をお知らせしていたのですが、ご両親が不在の時にお子さんが大屋根を開けて弾いてみたくなり、一人で開けてしまったそうです。

お子さんも一緒に開閉方法を聞いて頂いていたのですが、完全に伝わっていなかったと反省しました。

まだ小学低学年のお子さんなので、身長も足らないことと、ご主人様が「一人で開けたりしたらダメだよ、屋根を開ける際には、パパかママがやるから言ってね」と仰っていたので、安心していたせいもあったかもしれません。

ある年代までのグランドピアノの大屋根には、突き上げ棒を支えるお皿が2個あります。

フルオープンにする際には、長い突き上げ棒を奥側のお皿に入れます。

屋根を小さく開ける際には、手前側のお皿に短い突き上げ棒を入れます。

どちらも正面から見ると、屋根と突き上げ棒との接点の角度が90度になるように設計されています。

これは重量が分散され、安定するように考えられています。

ですが、フルオープンにした際に、手前側のお皿に長い突き上げ棒を入れてしまうと角度が浅く、ちょっとした揺れや、演奏の衝撃で突き上げ棒が外れて、大屋根がバタンと閉まってしまい、とても危険です。

今回はお子さんに怪我が無く不幸中の幸いでしたが、突き上げ棒が破損してしまいました。

最近のグランドピアノは、突き上げ棒の根元の金具が工夫され、正しいお皿にしか突き上げ棒が入らないようになりましたので安心です。

後日、メーカーから部品を取り寄せて、交換作業にお伺いしました。

この時はもう、お子さんはショックから立ち直ったようで、元気にピアノを弾いてくれました。

皆さんもグランドピアノの屋根を開ける際には、くれぐれも気を付けて下さいね。

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