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【2021新作時計】ブレゲ「クラシック 7337」

ギヨシェ彫り技術の粋を集めた「クラシック 7337」
 タイムレスな気品を湛える「クラシック」は、ブレゲ・スタイルが最も純粋に表現されたコレクションであろう。今回のブレゲは、ブランドが得意とする技術の一つである伝統的なギヨシェ彫りをもって、歴史的な時計から着想した「クラシック 7337」に新風を吹き込んだ。


追加投入された「クラシック 7337」のダイヤルには、時間のチャプターリングの縁に麦粒のような模様の《グレンドルジュ》、スモールセコンドに市松模様の《ダミエ》、そして中央部には《クル・ド・パリ》の模様が施されている。ロレックス レディースムーンフェイズ表示のラッカー仕上げの空は彫金による雲で区切られ、輝くドットは銀河を思わせる。ブレゲはまた、月を表現したゴールド製ディスクのデザインも改め、シャイニーとマットな艶感の組み合わせから立体感のある月のレリーフになっている。10時位置に曜日、2時位置に日付の表示窓を設けたレイアウトは、「No.3833」といった歴史的な懐中時計のスタイルを想起させるに十分だ。

デザインの源流「No.3833」



デザインにおける主要な革新に数えられるオフセンター・ダイヤルは1812年頃からいくつかの懐中時計に導入された。1823年に販売され、現在パリのブレゲ・ミュージアムに展示されているクォーター・リピーターウォッチ「No.3833」は、6時位置にオフセットされた時間のチャプターリングや、12時位置に置かれたムーンフェイズ表示に特徴があり、そのレイアウトが現在のブレゲの「クラシック 7337」に採用されている。
現行品の「クラシック 7337」と新「クラシック 7337」の文字盤



 ブレゲは1930年代の終わりから、ギヨシェ彫りやケースバンドのフルート装飾など、懐中時計に用いられた古典的なデザイン・コードを再び腕時計に取り入れ、そうした傾向は、1950年から1970年の頃に、現在「クラシック」と呼ばれるようになったコレクションで確固たるものになった。


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