沼津市にグランドピアノのナイトーン製作にお伺いしました。
小学3年生の男の子がピアノをレッスンをしていて、グランドピアノで練習したいとのことで、ボストンのGP156を購入されたという事でした。
マンションにお住まいという事で、当初消音装置も検討されていましたが、やはりより自然な音とタッチで弾きたいというご希望があり、ナイトーンを選択頂き、お申し込みくださいました。
カワイのグランドピアノやSKシリーズには何度かナイトーンを取り付けてきましたが、ボストンに取り付けるのは初めてでした。
ボストンはスタインウェイのセカンドブランドでOEMで河合楽器が製造していますね。
その為、カワイのグランドピアノにダンパー周り等は似ていますね。
コンパクトなサイズのピアノで、低音部のフレーム構造が角度が付いているので、スペースがあまり無く、ナイトーンの部品をギリギリ入れる事が出来たので、なんとか製作出来ました。
ナイトーンのグランドピアノの場合、製作に2日間かかりますので、1日目は全体の構造物を製作し、その動作確認やフェルトの製作に費やされます。
2日目は各セクションの細かい調整に充てられ、調整が完了した後に、各セクションの固定等をし、お客様にご確認いただき、作業終了となります。
今回は最高音部の音量調整で、お客様のご希望により、フェルトを1枚足しました。
作業終了時には、息子さんも帰宅されていたので、一緒に試弾していただいたり、ナイトーンと通常音との切り替え方法を説明したりして、最終確認をして頂きました。
奥様は息子さんがナイトーンで演奏されている時に、玄関の外に出て音量の確認をされていましたが、「全然聞こえなかったです」と仰って下さいました。
音については「思ったよりしっかり発音していますね」「オルゴールのようで好きな音色です」と喜んで下さいました。
タッチに付いても「全然気にならないです」「そのままのタッチで弾けます」と高評価でした。
これからは、マンションの隣人に気兼ね無く弾く事が出来るようになりますので、益々息子さんのピアノ熱が高まってくれることでしょう!
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